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最もよく使う家具・ソファー選びのポイントは?

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ソファーは部屋の主役といわれます。最も目立つ存在であり、使用頻度の高い家具です。
実は部屋に滞在する間、一番長く使っているのがソファーにかもしれませんね。そう考えるととても重要なパーソナルスペースです。
さらに、インテリアの雰囲気はこのソファーの大きさやデザイン、カラー、配置によって大きく変わります。
ですから自分のライフスタイルやインテリアスタイルにあったソファーを選ぶことをお勧めします。

ソファーは高価な家具でもあり、長く使う家具でもあります。選ぶ際は慎重に、様々な点を考慮しながら決定してください。
今回はそんなソファーの魅力や選び方をご紹介します。

ソファ

ソファー選びでどれだけ部屋は変わる?

ソファーのカラーで室内の雰囲気は変わってきます。
暖色系のオレンジのようなカラーであれば、エネルギッシュでぬくもりのある部屋になるでしょう。
逆に寒色系のブルーのようなカラーであれば、スタイリッシュで引き締まった部屋になります。
無彩色のブラックやグレーなどは存在感が控えめになり、くつろげる部屋の雰囲気になるのです。

ソファーは目立つ家具なので、周囲とのバランスも大切です。
ソファーのカラーだけが際立っていると、少し違和感を抱くかもしれません。もしコーディネートに自信がない場合は、床や天井などといったベースカラーとマッチさせるのが無難ではないでしょうか。

リビングルーム

インテリアに精通してくると、他の家具やカーテンといったアソートカラーと上手にコーディネートすることも可能です。
部屋のアクセントカラーにしたい場合は、ソファーそのものではなく、ソファーの上に置くクッションをアクセントに使うぐらいにしておきましょう。
カラーだけではなく、素材、デザイン、大きさなども知っておいていただきたいポイントがあります。

世界のソファーの歴史:起源は中東にあり?

Sofa(ソファー)の語源は、アラビア語のsuffah(サファー)だという説があります。今は北欧風のソファーが人気を博していますが、発祥の地が中東(という説)とは驚きですね。

もともと中東では、ラクダに乗る際にお尻が痛くなるために敷いたクッションのことをsettee(セッティー)と呼んでいたようです。やがて屋内でもこのセッティーに座るようになり、それがヨーロッパに伝わったとされています。
ソファーとして大きく進化を遂げたのは、18世紀のフランスです。肘掛け付きの長椅子が、宮殿や邸宅で愛用されるようになり広まりました。
当時は社交的な交流が重要視されていたことも、ソファーの進化に拍車をかけたようです。かなり贅沢な作りで、木枠も革張りも華やかな柄が用いられました。

肘掛け椅子

ちなみに、厳密には「三人以上が座れる革張りの家具」をソファーと呼びます。
一人用は「チェア」ですね。この辺りの線引きは時代や国によっても異なります。現代では一人用のソファーも発売していますが、それは「ラウンジチェア」とも呼ばれます。
二人用のソファーは「セッティー」とも呼ばれます。ラブチェアとも呼びますが、こちらはアメリカ風の名前ですね。

フットスツールとして使用されるオットマンもソファーの一種ですが、こちらはオスマン帝国(1922年まで中東に存在した国家)という国名が名前の由来であるといわれています。
現代では広めのリビングにピッタリなコーナーソファーや、背もたれにもたれながら足を伸ばせるカウチタイプのシェーズロングソファーも、現在は人気商品のひとつです。

日本のソファーの歴史 土足厳禁の室内で・・・

日本でソファーが広まり始めたのは最近のことです。明治以降、インテリアが西洋風に変化したため、ソファーも愛用されるようになりました。
もともと日本の文化には床に座る風習がありました。室内が土足厳禁だからでしょう。
一方、西洋の文化は屋内でも靴をはいたままです。そのため床に座ることはしないのです。靴を履いたままでもくつろげるスペースとして、ソファーが重宝されたようです。

土足厳禁

「フロアソファー」とも呼ばれる、脚のないローソファーも人気ですが、こちらは床に座りながら、もたれかかることができるのが特徴です。日本人の風習にはこのフロアソファーのほうが合っているのかもしれません。
今ではソファーは、日本の家のインテリアの重要なアイテムになっています。

ソファーの素材と種類

ソファーの素材としては、一般的に木製のフレームで全体の骨組みを組み、ウレタンフォームといったスポンジ素材でカバーし、衝撃吸収材(弾性材)を組み合わせます。

素材としてチェックしたいのは、次の2つです。

  • 表面の張り地
  • 衝撃吸収剤

表面の張り地

表面の張り地の素材には大きく分けて、次の3種類があります。

  • 天然皮革
  • 合成皮革

天然皮革

一般的には「本革」と呼ばれています。主に牛革製です。
しっかりとした質感があり、通気性や吸湿性も高い素材で、高級ソファーに用いられます。
縫い目が少ないほど高価になります。長く使えて、使い込んだ分の経年変化も楽しめるのが人気です。

革張りのソファ

カラーが豊富ではないこと、定期的にオイルを塗るといったメンテナンスが必要であること、日光や熱に弱いので置き場所などに注意が必要です。
また、摩擦や水分の付着によって色落ちすることもありますので、小さなお子さんがいる家庭では扱いが難しいかもしれません。

合成皮革

一般的には「合皮」と呼ばれています。「ソフトレザー」というのは、この合皮のことです。
柔らかく水拭きが可能ですので、お子さんがいる家庭や犬などのペットを飼っている場合は、本革よりも合皮のほうが使いやすいでしょう。
なかなか本革と見分けがつかない物もあるほど合皮も進化してきていますが、本革と違い通気性が悪く、蒸れやすくて冬には触るとひんやりします。
さらに耐久性も本革より低いですが、比較的安価で購入することが可能です。

一般的には「ファブリック」と呼ばれています。厳密には、綿やウールなどの自然素材がファブリックで、ポリエステルやアクリル、ナイロンを含む化学繊維とは区別されます。
布製ソファーのメリットは、カラーや柄、手触りの感触などの種類が豊富な点。安価であり、コーディネートしやすいのも大きな特徴でしょう。

布製ソファ

通気性は合皮よりよいのですが、汚れやダニなどに弱い点がデメリットです。
掃除機などを使用して汚れを取り、カバーを外して洗うことのできるカバータイプも開発されています。

木部にはオーク(ナラ)、アッシュ(タモ)、ホワイトアッシュ、ブナ、メープル、そして高級素材であるウォールナットなどが使用されています。
北欧風のインテリアとしては木製家具に人気が集まりますが、伸長可能なアイアン家具のソファーも発売されています。
シックな雰囲気のインテリアをお探しなら、脚などが鉄製になっているソファーもありますので、一度見比べてみてください。

衝撃吸収剤

衝撃吸収材は、次の3種類があります。

  • コイルスプリング
  • 波型スプリング
  • ウェービングテープ

コイルスプリング

一番上質な吸収材。バネを縦に置いておりクッション性に優れ、高価なソファーに用いられることが多いです。
背面にも、このコイルスプリングを使っているソファーもあります。耐久性が高い一方、その分コストはかかります。

コイルスプリング

波型スプリング

銅線をS字型にしたもので、やわらかい割に、コイルスプリングに比べてコストが安く済みます。

ウェービングテープ

こちらはスプリングではなくゴムです。ゴムを浸透させた特殊テープを縦と横に組み合わせたもので、上記スプリングより軽いという特徴があります。
コストは安価ですが、耐久性は劣ります。ソファーは重いほうが高価だといわれるのはこのためでしょう。
一般的なソファーの背面は、フレームにこのウェービングテープとウレタンフォームを組み合わせています。

ソファーを選ぶときのポイント:サイズを測ろう

ソファーを選ぶときに素材やデザインだけを見て決めず、まずは部屋の広さに合ったソファーを選びましょう。
そのためにはリビングの床面積も計り、どこにソファーを置くのか、レイアウトも事前にイメージしておいてください。
プライベートリビングでは、今はソファーの前にテーブル、その前にテレビ台というコンパクトなレイアウトが主流です。
これが応接室となると、話は違います。対面型にソファーを配置することになるからです。
リビングが広い場合は、シェーズロングソファーやコーナーソファーを置くことも可能です。

ソファーのサイズと利用法

1人用ソファー(サイズ 55cm~120cm)は、横になることは難しいサイズです。背もたれにもたれて足を伸ばしたいのであればソファーの前にオットマンを置くスペースも必要になります。
オットマンは45cm~80cmのサイズです。
2人用ソファー(サイズ 130cm~170cm 2人で座るわけでなく、一人で横になってくつろぐこともできる大きさです。
そして、3人(以上)用ソファーはサイズが170cm~200cmほどです。

ソファの運搬

室内の家具全体のサイズもよく計算しておきましょう。ソファーとテーブルの間隔は50cmあれば充分です。少なくとも35cm以上はとりたいですね。
もしもソファーの後ろに人の歩く幅が欲しいのであれば、60cmほどのスペースも必要です。
搬入経路も確保しておかなければいけません。ソファーを家の中に運び込むとき、通れなかったら大変です。あらかじめ、搬入経路の幅も計っておきましょう。

高さに関しては好みや用途次第。ソファーを使用して毎日どのような生活を過ごすのか、どのようにくつろぎたいのかによってもサイズは変わってきます。
部屋全体のイメージを固めてからソファーを探したほうが、失敗はしないでしょう。

このようにソファーは大きさ、カラー、素材、デザインと、購入する際に確認しておきたいポイントがたくさんあります。
しかし、一番大切なのはもちろん座り心地。たとえ見た目がよくても、機能性が不十分では意味がありません。
たとえば、衝撃吸収材によって硬さは大きく変わりますので、とにかく実際に座ってみることが大切ですし、ぜひ肌触りも確認してみてください。
何よりソファーには、自分に合った心地よさが必要です。
長く使うこと、一番くつろぐ場所であることを考えれば、価格、デザイン、機能性を考慮しながら、少しばかりお金をかけてみてもよいのではないでしょうか。

ソファーと組み合わせることのできる家具

最後に、ソファーとの組み合わせを考えたい家具をご紹介します。

  • ローソファー×ローテーブル
  • ソファー×サイドテーブル
  • 一人用ソファー×一人用デスク

ローソファー×ローテーブル

ローソファーの場合は、やはりローテーブルが必要になります。
今はローテーブルもいろいろな種類の製品が販売されているので、インテリアのテイストが合っている物を選ぶようにしましょう。
天板がガラス製のローテーブルもありますし、アイアン家具のローテーブルもあります。
お気に入りのダイニングテーブルと、ローソファーの高さを合せたいのであれば、ダイニングテーブルの脚を切ってくれる家具屋さんもあるそうです。

ソファー×サイドテーブル

ソファーでくつろぎながら映画鑑賞などをする場合は、サイドテーブルを選んでもよいでしょう。
特に伸長可能なものであれば、どんな高さのソファーにも合せることができます。伸長不可能な木製のサイドテーブルを購入する際には、高さをしっかり計っておきましょう。
このサイドテーブルにコーヒーやワインなどを置いて映画鑑賞ができます。なかにはコンセント付きのサイドテーブルもあり、スマートフォンなどのIT機器の充電をすることもできて便利です。

リビングルーム

一人用ソファー×一人用デスク

一人用のソファーであれば、一人用デスクの前に置いて使用する方法もあります。デスクにはパソコンを置き、そこで仕事や趣味をリラックスした姿勢で取り組むことができるでしょう。

このように、ソファーの種類、使い方、合わせて使う家具は多種多様です。そのため、いざソファーを選ぶとなっても、どれにしようか決めるのが難しいかもしれません。
ただ、しっかり選んだお気に入りのソファーがある生活は、実に有意義なものです。
引っ越しなどで新しいソファーをお探しの場合は、妥協せずじっくりと、自分に合ったソファーを探してみてください。

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