基礎知識

ノックダウン方式とは?~配送・購入しやすい家具の作り方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

家具量販店に行けば、たくさんのソファーやベッドが所狭しと並んでいます。どの商品も素晴らしい出来で、選ぶのに迷ってしまうこともあるかもしれません。
家具を選ぶポイントとしては、デザインや部屋の雰囲気に合うかどうかも重要ではありますが、最も重視したいのは、その家具がちゃんと部屋に搬入できるかどうか。
せっかく気に入って購入した家具でも、配送の途中で部屋に搬入できなくては意味がありません。まずは部屋の入り口の寸法や、部屋の広さなどを事前に計測しておく必要があります。

昔と比べて高層建築物が当たり前となった現代は、家具の寸法だけでなく搬入方法にも気を配らなくてはなりません。
高層マンションにお住まいの方は、まずエレベーターに搬入できるかどうかがポイントです。エレベーターに家具が入らず、外からクレーンで吊るすなど大がかりな搬入になると、配送代や搬入代も高額に。
これは文明が発達した現代ならではの悩みと言えるでしょう。特に1Kや1Rなど一人暮らし用の物件や、高層階の物件に家具を搬入するには、どうしたらいいのでしょうか?

そこで皆さんは、家具を購入した際に自分で組み立てたり、パーツが分けられて運ばれてきた経験はありませんか?
これは「ノックダウン方式」と呼ばれ、家具メーカーはこのノックダウン方式によって難解な条件の物件の搬入、コストカット、さらには家具の大量生産を可能としたのです。
今回はこのノックダウン方式について、ご説明します。

組み立て家具

自動車業界で始まったノックダウン方式

「ノックダウン」という言葉は、ボクシングを通じて聞いたことがある人も多いかもしれませんが、もともとの意味は「人を打ち倒したり、物を壊したりする」という意味の英語です。
そこから転じて、「輸送(主に船)のために機械や家具を分解すること」「機械や家具が容易に分解・組み立てできる状態になっていること」「部品を輸送し輸送先で組み立てること」を指す言葉へと変化していきました。

このノックダウン方式を最初に取り入れたのは自動車業界だと言われています。
日本でノックダウン式の車の生産が始まったのは、1925年のこと。1905年から日本への輸出を始めていたアメリカの自動車会社フォードは、アジア最大の経済大国となった日本を重視し、横浜にT型フォードの工場を建てて現地生産に乗り出しました。
当時の日本の技術水準では、精度の高い部品を製造することはできなかったため、部品はすべて本国アメリカから運び込み、組み立ての作業のみを日本で行ったといわれています。
これが後に「ノックダウン方式」と呼ばれる手法の始まりです。

ノックダウン方式を取り入れたのは、自動車業界だけではありません。建築物も同様です。
木造であれば、木材を現場に運び大工や職人が組み立てていきますよね。
マンションや商業施設、病院などの大規模な建造物であれば、まず鉄骨を組み、大方の土台を作った後、外部と内部にコンクリートを流し込んで建物の形状を作り上げます。
完成された住居がそのまま運ばれてきたり、大規模な商業施設が急に出現するなんてことはありません。長い年月を掛けて、無数の資材から組み立てていくのです。

実はこういった建築物にもノックダウン方式が使われています。このノックダウン方式が確立したおかげで、様々な大きさの建造物がどこにでも作れるようになりました。
自動車や建造物だけでなく、飛行機、船舶、電車などの大型の輸送機械には、ノックダウン方式が取り入れられているのです。

ベッド

家具でノックダウン方式を取り入れたものの中で、イメージがしやすいものと言えばベッドなどが有名でしょう。
一般的なベッドの構造は「ヘッドボード」「フットボード」「サイドレール」「スノコ」という4つの部品から成り立っています。それぞれのパーツに分解することで入り口の狭い寝室や、高層階のマンションへの運搬を可能としているのです。
もし現代までベッドが分解できないものだったなら、私たち日本人の生活にベッドという存在は今ほど普及せず、大多数の方が床に布団を敷いて寝ていたかもしれません。

家具におけるノックダウンの定義は次の項目に限定されます。

・ユーザー側で組み立てる
・組み立て作業は「はめる」「合わせる」「ボルトを締める」という作業までに限定

本来、「切る」「ビスでとめる」「糊付けをする」という作業まで消費者が行う場合は、ノックダウン方式とは言いません。それはメーカーがするべき仕事を省いている、と言わざるを得ませんが、そんな家具と販売店があるのも事実です。

ノックダウン方式のメリット

さて、次は実際に購入を検討する際に重要となる、ノックダウン方式によるメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
まずノックダウン方式のメリットとしては、

「コストが抑えられる=それだけ価格が安くなる」

ノックダウン方式のメリットとしては、何と言ってもコンパクトな状態での配送・搬入が可能なため、送料を抑えることができる点です。
当然のことながら、組み立て式の家具と完成された家具を比べてみると販売価格には差があり、完成品の家具のほうがお値段は高くなるのが一般的です。
なぜかというと、まず完成品の家具は輸送するうえで場所を取るため、メーカーから販売店への運搬や、倉庫への運搬時など、様々なシチュエーションで高額な輸送費が発生します。

家具配送

一方、組み立て式の家具なら、テレビボードのような大きなものでも、会議机程度の長さの段ボールがあれば部品が収まります。
その分、一部に運べる量も多くなりますから、商品ひとつあたりのコストを削減でき、消費者も安価で手に入れられるようになるのです。

さらに、ノックダウン式の家具は、配送する状態のまま比較的少ないスペースで保管しておけるので、店舗や工場などでの在庫管理が容易となり、よりたくさんの在庫を保管しておくことができるでしょう
また、店舗側にとっては組み立てる手間とコストを省くことができるので、コストダウンにつながります。

ノックダウン方式が可能なソファーとは?

次に、同じ家具でもノックダウン方式とそうでないもので、大きく異なる例を挙げましょう。
それは「ソファー」です。
ソファーはどの家庭にも置いてあるほどポピュラーな家具ですが、同じ型のソファーでも布製か、革製のもので雰囲気は大きく異なります。
布製のものは「ファブリック」と呼ばれ、親しみやすく温かみのある素材で作られているために有機的な優しさを感じさせることが特徴です。「ファブリック」のメリットとしては、主に次のようなものが挙げられます。

・素材の価格が安い
・肌触りがよい
・冬場など室温が低くても冷たく感じない
・通気性がよい
・カバーを掛けた時にズレにくい
・カラーやデザインが豊富にある

反対にデメリットとしては、ホコリやダニが縫い目に溜まりやすく、綺麗に掃除をするためには手間が掛かるということ。
長時間使うと布がスレてしまって薄くなってしまったり、長期にわたって直射日光を浴び続けると、布の色が抜けてきてしまうこともあります。
小さいお子様がいる家庭では食べこぼしや、ジュースによるシミなどで汚れてしまう、……なんてことも頻繁に起こるでしょう。

しかしソファーにカバーを掛けておけばシミがついてしまった時も丸ごと洗えるので安心ですし、通気性も高いため、長時間座っていてもムレることはありません。
ファブリック製のソファーにはメリットとデメリットがありますが、リーズナブルな価格のものが多いこともあり、人気が高まっています。

ソファ

対して、革(レザー)製のソファーには高級感があり、部屋に置いてあるだけでグッと雰囲気が変わります。
インテリアとしては使用する部屋やシチュエーションを選び、オフィスや客室などに置くと高級感を演出できるでしょう。
家具としても、布と違って水をこぼしてしまっても染み込まないので、簡単な汚れであればファブリックよりも拭き取ることは用意ですが、やはり革というだけあり値段も高めに設定されているものが多いようです。

ただ、値段の違いは素材の価格だけが要因ではありません。布製のソファーはノックダウン方式で作ることが可能なため、価格も比較的抑えることができますが、革製のソファーの多くは組み立て式ではありません。
それだけノックダウン方式は、価格の面に大きく影響しているのです。

ノックダウン方式の家具をスムーズに組み立てる3つのポイント

ノックダウン方式の家具は、消費者自身が組み立てなければいけないので、難しい構造の家具だと、組み立てに時間がかかってしまうかもしれません。
もちろん説明書や仕様書が付いている家具がほとんどですが、普段から家具などを組み立てる経験のない人にとっては、なかなか難しいものです。
買いやすさ、価格は魅力的……でも組み立てが面倒、という理由から、ノックダウン方式家具の購入に、二の足を踏んではいませんか?

そこで、ノックダウン方式の家具を、スムーズに組み立てるための方法をご紹介します。

・広めの作業スペースを確保する
・自前の工具を用意しておく
・組み立てにかかる時間を確認する

広めの作業スペースを確保する

ソファーやベッド、ダイニングテーブルなど大きめの家具を組み立てるには、広めの作業スペースが必要です。
リビングに設置するテレビボードやベッド、大きな本棚やクローゼットなどは、設置場所よりも広めのスペースを確保できなければ、作業をスムーズに進めることはできないでしょう。
というのも、大きめの家具を組み立てる際には、「取り回し」に注意しなければならないからです。

「取り回し」とは、家具の場合だとその家具を手に取って回すことを言います。
組み立ててからはそれほど「取り回し」することはないかと思いますが、組み立てている段階で部品を周囲の壁やフローリングにぶつけてしまうことは、意外と少なくありません。
せっかく新しい家具を買ったのに、家の壁や床、あるいは他の家具がボロボロになっては元も子もないですからね。

自前の工具を用意しておく

現在はノックダウン方式の家具が主流となりつつあるため、今後も同じ形式の家具を購入することが多いのであれば、できるだけ自前の工具を用意しておいてください。
ノックダウン方式の家具を購入すると、ある程度の工具が付属されていることが多いものの、肝心のドライバーやペンチ、カナヅチなどは付属されていないことが多いので、事前に用意をしておきましょう。

予算に余裕があるのであれば、電動式のドライバーなどがあると重宝します。
ひとつの家具を組み立てるためには何度もネジを締める必要がありますし、使用中に外れてしまっては危険ですから、しっかりと力を入れて締めなければなりません。すると、通常のドライバーですとどうしても手が痛くなってしまいます。
そこで電動式のドライバーが1台あれば、様々な場面での作業時間の短縮にもつながりますので、ぜひご検討ください。

修理

組み立てにかかる時間を確認する

一人暮らしの場合は、購入した家具が一人で組み立てられるのかどうか、組み立てに掛かる時間はどれぐらい必要なのかも、必ず確認しておいてください。
クローゼットとテレビボードを一緒に購入し、いざ組み立てようとしたものの途中で力尽きてしまい、二台目を組み立てる前に夜中になってしまった……というケースもあります。

そうなると翌日も作業に費やすか、そのまま家具を組み立てるのが面倒になり、せっかく買ったのに組み立てないまま放置する、なんてことも……。
特に、テレビ通販やインターネットショッピングで家具を購入した場合には、現品が確認できないので、組み立て時間だけでなくサイズ、色合いなども細かく確認しておきましょう。

家具を長く使うためには、デメリットも知っておく

家具は一度買うと、数年から数十年使う場合がほとんどです。しっかりとした作りのものであれば、長く使ううちに愛着もわいてくるというもの。
今は同じ形、同じ用途の家具であっても、価格については安いものから高いものまで並んでいます。
価格が高ければ高いほどよい、というわけではありませんが、どんなに安い商品でも購入してすぐに壊れてしまうようでは、かえって余計な出費がかさむことにもなります。
ご自身の環境に合わせたベストな商品を選択し、使いづらいさや窮屈さを感じることがないように注意しておきましょう。
そのために、納得いくまで時間をかけて吟味することも、家具選びの醍醐味なのかもしれません。

家具

ノックダウン方式は家具業界に革新的な風を吹き込み、消費者の手元に質が高く、かつリーズナブルな安家具が届くようになったのは事実です。
そのノックダウン方式家具にもメリット・デメリットは存在しますが、最初からデメリットを把握し、対処方法を知っておけば、メリットだけが残ります。
家具は常に私たちの生活と密接に関わっており、家具がなければ日常生活を送ることはできません。
だからこそ、購入したい家具を見つけた時は、ただ勢いだけで買ってしまうのではなく、しっかりと比較検討を行い、納得のいく家具を選び抜いてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ノックダウン方式とは?~配送・購入しやすい家具の作り方

家具量販店に行けば、たくさんのソファーやベッドが所狭しと並んでいます。どの商品も素晴らしい出来で、選ぶのに迷ってしまうこともあるかもしれません。

家具を選ぶポイントとしては、デザインや部屋の雰囲気に合うかどうかも重要ではありますが、最も重視したいのは、その家具がちゃんと部屋に搬入できるかどうか。

せっかく気に入って購入した家具でも、配送の途中で部屋に搬入できなくては意味がありません。まずは部屋の入り口の寸法や、部屋の広さなどを事前に計測しておく必要があります。


昔と比べて高層建築物が当たり前となった現代は、家具の寸法だけでなく搬入方法にも気を配らなくてはなりません。

高層マンションにお住まいの方は、まずエレベーターに搬入できるかどうかがポイントです。エレベーターに家具が入らず、外からクレーンで吊るすなど大がかりな搬入になると、配送代や搬入代も高額に。

これは文明が発達した現代ならではの悩みと言えるでしょう。特に1Kや1Rなど一人暮らし用の物件や、高層階の物件に家具を搬入するには、どうしたらいいのでしょうか?


そこで皆さんは、家具を購入した際に自分で組み立てたり、パーツが分けられて運ばれてきた経験はありませんか?

これは「ノックダウン方式」と呼ばれ、家具メーカーはこのノックダウン方式によって難解な条件の物件の搬入、コストカット、さらには家具の大量生産を可能としたのです。

今回はこのノックダウン方式について、ご説明します。


組み立て家具


自動車業界で始まったノックダウン方式


「ノックダウン」という言葉は、ボクシングを通じて聞いたことがある人も多いかもしれませんが、もともとの意味は「人を打ち倒したり、物を壊したりする」という意味の英語です。

そこから転じて、「輸送(主に船)のために機械や家具を分解すること」「機械や家具が容易に分解・組み立てできる状態になっていること」「部品を輸送し輸送先で組み立てること」を指す言葉へと変化していきました。


このノックダウン方式を最初に取り入れたのは自動車業界だと言われています。

日本でノックダウン式の車の生産が始まったのは、1925年のこと。1905年から日本への輸出を始めていたアメリカの自動車会社フォードは、アジア最大の経済大国となった日本を重視し、横浜にT型フォードの工場を建てて現地生産に乗り出しました。

当時の日本の技術水準では、精度の高い部品を製造することはできなかったため、部品はすべて本国アメリカから運び込み、組み立ての作業のみを日本で行ったといわれています。

これが後に「ノックダウン方式」と呼ばれる手法の始まりです。


ノックダウン方式を取り入れたのは、自動車業界だけではありません。建築物も同様です。

木造であれば、木材を現場に運び大工や職人が組み立てていきますよね。

マンションや商業施設、病院などの大規模な建造物であれば、まず鉄骨を組み、大方の土台を作った後、外部と内部にコンクリートを流し込んで建物の形状を作り上げます。

完成された住居がそのまま運ばれてきたり、大規模な商業施設が急に出現するなんてことはありません。長い年月を掛けて、無数の資材から組み立てていくのです。


実はこういった建築物にもノックダウン方式が使われています。このノックダウン方式が確立したおかげで、様々な大きさの建造物がどこにでも作れるようになりました。

自動車や建造物だけでなく、飛行機、船舶、電車などの大型の輸送機械には、ノックダウン方式が取り入れられているのです。


ベッド


家具でノックダウン方式を取り入れたものの中で、イメージがしやすいものと言えばベッドなどが有名でしょう。

一般的なベッドの構造は「ヘッドボード」「フットボード」「サイドレール」「スノコ」という4つの部品から成り立っています。それぞれのパーツに分解することで入り口の狭い寝室や、高層階のマンションへの運搬を可能としているのです。

もし現代までベッドが分解できないものだったなら、私たち日本人の生活にベッドという存在は今ほど普及せず、大多数の方が床に布団を敷いて寝ていたかもしれません。


家具におけるノックダウンの定義は次の項目に限定されます。



・ユーザー側で組み立てる

・組み立て作業は「はめる」「合わせる」「ボルトを締める」という作業までに限定



本来、「切る」「ビスでとめる」「糊付けをする」という作業まで消費者が行う場合は、ノックダウン方式とは言いません。それはメーカーがするべき仕事を省いている、と言わざるを得ませんが、そんな家具と販売店があるのも事実です。


ノックダウン方式のメリット


さて、次は実際に購入を検討する際に重要となる、ノックダウン方式によるメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

まずノックダウン方式のメリットとしては、



「コストが抑えられる=それだけ価格が安くなる」



ノックダウン方式のメリットとしては、何と言ってもコンパクトな状態での配送・搬入が可能なため、送料を抑えることができる点です。

当然のことながら、組み立て式の家具と完成された家具を比べてみると販売価格には差があり、完成品の家具のほうがお値段は高くなるのが一般的です。

なぜかというと、まず完成品の家具は輸送するうえで場所を取るため、メーカーから販売店への運搬や、倉庫への運搬時など、様々なシチュエーションで高額な輸送費が発生します。


家具配送


一方、組み立て式の家具なら、テレビボードのような大きなものでも、会議机程度の長さの段ボールがあれば部品が収まります。

その分、一部に運べる量も多くなりますから、商品ひとつあたりのコストを削減でき、消費者も安価で手に入れられるようになるのです。


さらに、ノックダウン式の家具は、配送する状態のまま比較的少ないスペースで保管しておけるので、店舗や工場などでの在庫管理が容易となり、よりたくさんの在庫を保管しておくことができるでしょう

また、店舗側にとっては組み立てる手間とコストを省くことができるので、コストダウンにつながります。


ノックダウン方式が可能なソファーとは?


次に、同じ家具でもノックダウン方式とそうでないもので、大きく異なる例を挙げましょう。

それは「ソファー」です。

ソファーはどの家庭にも置いてあるほどポピュラーな家具ですが、同じ型のソファーでも布製か、革製のもので雰囲気は大きく異なります。

布製のものは「ファブリック」と呼ばれ、親しみやすく温かみのある素材で作られているために有機的な優しさを感じさせることが特徴です。「ファブリック」のメリットとしては、主に次のようなものが挙げられます。



・素材の価格が安い

・肌触りがよい

・冬場など室温が低くても冷たく感じない

・通気性がよい

・カバーを掛けた時にズレにくい

・カラーやデザインが豊富にある



反対にデメリットとしては、ホコリやダニが縫い目に溜まりやすく、綺麗に掃除をするためには手間が掛かるということ。

長時間使うと布がスレてしまって薄くなってしまったり、長期にわたって直射日光を浴び続けると、布の色が抜けてきてしまうこともあります。

小さいお子様がいる家庭では食べこぼしや、ジュースによるシミなどで汚れてしまう、……なんてことも頻繁に起こるでしょう。


しかしソファーにカバーを掛けておけばシミがついてしまった時も丸ごと洗えるので安心ですし、通気性も高いため、長時間座っていてもムレることはありません。

ファブリック製のソファーにはメリットとデメリットがありますが、リーズナブルな価格のものが多いこともあり、人気が高まっています。


ソファ


対して、革(レザー)製のソファーには高級感があり、部屋に置いてあるだけでグッと雰囲気が変わります。

インテリアとしては使用する部屋やシチュエーションを選び、オフィスや客室などに置くと高級感を演出できるでしょう。

家具としても、布と違って水をこぼしてしまっても染み込まないので、簡単な汚れであればファブリックよりも拭き取ることは用意ですが、やはり革というだけあり値段も高めに設定されているものが多いようです。


ただ、値段の違いは素材の価格だけが要因ではありません。布製のソファーはノックダウン方式で作ることが可能なため、価格も比較的抑えることができますが、革製のソファーの多くは組み立て式ではありません。

それだけノックダウン方式は、価格の面に大きく影響しているのです。


ノックダウン方式の家具をスムーズに組み立てる3つのポイント


ノックダウン方式の家具は、消費者自身が組み立てなければいけないので、難しい構造の家具だと、組み立てに時間がかかってしまうかもしれません。

もちろん説明書や仕様書が付いている家具がほとんどですが、普段から家具などを組み立てる経験のない人にとっては、なかなか難しいものです。

買いやすさ、価格は魅力的……でも組み立てが面倒、という理由から、ノックダウン方式家具の購入に、二の足を踏んではいませんか?


そこで、ノックダウン方式の家具を、スムーズに組み立てるための方法をご紹介します。



・広めの作業スペースを確保する

・自前の工具を用意しておく

・組み立てにかかる時間を確認する



広めの作業スペースを確保する


ソファーやベッド、ダイニングテーブルなど大きめの家具を組み立てるには、広めの作業スペースが必要です。

リビングに設置するテレビボードやベッド、大きな本棚やクローゼットなどは、設置場所よりも広めのスペースを確保できなければ、作業をスムーズに進めることはできないでしょう。

というのも、大きめの家具を組み立てる際には、「取り回し」に注意しなければならないからです。


「取り回し」とは、家具の場合だとその家具を手に取って回すことを言います。

組み立ててからはそれほど「取り回し」することはないかと思いますが、組み立てている段階で部品を周囲の壁やフローリングにぶつけてしまうことは、意外と少なくありません。

せっかく新しい家具を買ったのに、家の壁や床、あるいは他の家具がボロボロになっては元も子もないですからね。


自前の工具を用意しておく


現在はノックダウン方式の家具が主流となりつつあるため、今後も同じ形式の家具を購入することが多いのであれば、できるだけ自前の工具を用意しておいてください。

ノックダウン方式の家具を購入すると、ある程度の工具が付属されていることが多いものの、肝心のドライバーやペンチ、カナヅチなどは付属されていないことが多いので、事前に用意をしておきましょう。


予算に余裕があるのであれば、電動式のドライバーなどがあると重宝します。

ひとつの家具を組み立てるためには何度もネジを締める必要がありますし、使用中に外れてしまっては危険ですから、しっかりと力を入れて締めなければなりません。すると、通常のドライバーですとどうしても手が痛くなってしまいます。

そこで電動式のドライバーが1台あれば、様々な場面での作業時間の短縮にもつながりますので、ぜひご検討ください。


修理


組み立てにかかる時間を確認する


一人暮らしの場合は、購入した家具が一人で組み立てられるのかどうか、組み立てに掛かる時間はどれぐらい必要なのかも、必ず確認しておいてください。

クローゼットとテレビボードを一緒に購入し、いざ組み立てようとしたものの途中で力尽きてしまい、二台目を組み立てる前に夜中になってしまった……というケースもあります。


そうなると翌日も作業に費やすか、そのまま家具を組み立てるのが面倒になり、せっかく買ったのに組み立てないまま放置する、なんてことも……。

特に、テレビ通販やインターネットショッピングで家具を購入した場合には、現品が確認できないので、組み立て時間だけでなくサイズ、色合いなども細かく確認しておきましょう。


家具を長く使うためには、デメリットも知っておく


家具は一度買うと、数年から数十年使う場合がほとんどです。しっかりとした作りのものであれば、長く使ううちに愛着もわいてくるというもの。

今は同じ形、同じ用途の家具であっても、価格については安いものから高いものまで並んでいます。

価格が高ければ高いほどよい、というわけではありませんが、どんなに安い商品でも購入してすぐに壊れてしまうようでは、かえって余計な出費がかさむことにもなります。

ご自身の環境に合わせたベストな商品を選択し、使いづらいさや窮屈さを感じることがないように注意しておきましょう。

そのために、納得いくまで時間をかけて吟味することも、家具選びの醍醐味なのかもしれません。


家具


ノックダウン方式は家具業界に革新的な風を吹き込み、消費者の手元に質が高く、かつリーズナブルな安家具が届くようになったのは事実です。

そのノックダウン方式家具にもメリット・デメリットは存在しますが、最初からデメリットを把握し、対処方法を知っておけば、メリットだけが残ります。

家具は常に私たちの生活と密接に関わっており、家具がなければ日常生活を送ることはできません。

だからこそ、購入したい家具を見つけた時は、ただ勢いだけで買ってしまうのではなく、しっかりと比較検討を行い、納得のいく家具を選び抜いてください。


SNSでもご購読できます。